西洋医学:[Hospital]


1.何科に行けばいいのか?

過敏性腸症候群になったとき、とりあえず、胃腸の問題だと思いがちです。 ですが、この病気が自律神経失調症で、そのなかでも特にこころの問題と密接に関係したものであることを考えると、 胃腸科ではなく、心療内科に行くべきです。または、神経内科などでもよいようです。

どのようなお医者さんを選ぶべきかというと、当然ですが、 「信頼できるお医者さん」を見つけ、まず、 「お医者さんを信頼すること」が大切です。 自律神経失調症のひとは、ドクターショッピング(治療効果があがらずに医者をころころと替えて行く) になりがちで、そうすると、お医者さんに対する信頼感が持ちにくくなっているかもしれません。 早いうちに信頼できる心療内科を見つけましょう。 これらのアドバイスは、「自律神経失調症」の本に書いてありますので、本屋で買って読んでみてください。




2.心療内科の治療と効果

お医者さんが見つかったら、自律神経失調症のタイプによって異なりますが、 (自己診断のページを参照してください) 投薬を併用して治療する場合と、主にカウンセリングで治療していく場合があります。 無理のない範囲で、ゆっくりリラックスして治療してもらいましょう。 過敏性腸症候群の患者にとって、カウンセリングこそが、最も重要な治療だと私は考えています。 あ、最初に本当に過敏性腸症候群なのかを判断する「除外診断」をすると思います。

効果についてですが、私は、とうとう、心療内科に行きました。 現在、漢方治療中です。効果については、追ってご報告します。




3.胃腸科の治療と効果

私は、最初に胃腸科に行ってしまいました。 そこで、問診を受け、癌などの疾患ではないと判断され、 流石に私の場合、条件が揃いすぎているので、簡単に過敏性腸症候群と診断されました。 薬は、
  • ガスコン
  • CONSTAN
  • ラックビー顆粒
というものを貰い、食後に飲みました。 ガスを除去する薬と、精神安定の薬と、胃腸を整える薬だったと記憶していますが、ちょっと定かではありません。 特に、精神安定の薬は、症状がひどくなければ常用しないようがよいとアドバイスされたと思います。

要するに、対処療法で発症を抑えておき、 精神的不安感を取り除こうというものだったと思います。 「とりあえず、半年くらい、試してみて」ということでした。 その病院の場合、カウンセリングなどは特にありませんでした。

効果は、薬を飲むと、「軟便の範囲で、いくぶん安定する」 が、「バッチリ健康」 という状態までは到りませんでした。 薬を飲まないよりは飲んだほうが、かなりよいことは確かですが、 イマイチ、 「治し方が違うんじゃないか?」という感想を持ちました。 でも、ガス除去は、ありがたいです。

私の場合、神経症型のようなので、カウンセリングのほうが利くような気がしますが・・・

胃腸科は、処方の規則の関係で、二週間後とに薬をとりにいかねばならず、仕事もかなり忙しかったことと、 西洋医学の薬を飲み続けることに抵抗もあったので、やめてしまいました。 これでは典型的なドクターショッピングにはまりつつありますね。




4.肛門科の治療と効果

私は肛門科にも行ったことがあります。 最初にお断りしておきますが、それは、 過敏性腸症候群の治療で行ったのではなく、 単に痔の診断をしてもらいに行ったのです。そのときの状況についてご報告します。

きっかけは、ちょっと、おしりの周辺が擦り剥けたように痛くなることがあり、 特に酷使したわけでもなかったので、ちょっと診てもらおうかとおもったのです。

まず、診療室に通されました。と、診断テーブルの横には、 なにやら、産婦人科の分娩台か、あるいはSMプレイかなにかで使うような アバンギャルドでエキセントリックなベッドが一台、静かに置いてありました。 使い方は、一目瞭然。そこに仰向けに寝て、両脇下方にある二つのステップに足を乗せ、 またを開いて、まさしく、子供を産む姿勢をとり、そこで医者がおしりを覗き込んで 診断する、というものです。さらに、恐ろしいものを目にしました。 そのベッドの右横には、なにやら、モニターらしきものが、 患者の方を向いておいてあるのです。
これって、自分のおしりの中を見ろってこと・・・?
たらー。戦慄が走ります。
なんだよー。横向いて寝転がっての診断じゃないの? (昔、TOKIOの国分が、TVでそのような診断をされていた)


でも、まさか、全員が全員、これで診察されるわけではあるまい、と自分に言い聞かせ、気を取り直して、 まず、問診を受けました。 ここでも、「除外診断」がされたようです。 ですが、簡単に、「過敏性腸症候群」だと診断されました。

そこで、やっぱり、恐れていた展開になりました。
「じゃぁ、ズボン脱いで、パンツをちょっとだけずらして、そこに寝て。」
げげー。やっぱり来たか。もう、覚悟を決めるしかありません。 てきぱきといわれた通りにしました。 しかし、先生はちょっと忙しいようで、その、両足を開いた恥ずかしい状態で、数分待たされることに。 偶に、看護婦(おばさんでよかった)さんがきて、
「もうすこし、足をひらいて」
とかなんとか、恥ずかしいアドバイスをしてくれます。そうこうしているうちに、 緊張感から、私はもよおしてきました。 そこで、ベッドの上で、カルマン安定を利用すべく、恥ずかしい姿勢のまま、 左右に体重移動です。
ギシギシギシ・・・
自分の運命を呪います。



やっと先生が来てくれました。もう、手慣れたもので、来るや否や、 私は先生の辱めを・・・ いきなりおしりに指をつっこまれ、空を見ながら、指の感触に集中する先生。 おしりに指をつっこまれ、声にならない声をあげる私。
「はあぁぁぁっぁはあぁぁぁぁぁぁぁぁあはあぁああはぁぁっぁぁ」
前立腺プレイとか気持ちいいそうですが、開発されていない私は、単に 初めての経験に、それどころではありません。 (あとで分かったことですが、このとき、一番最初に、なんらかの局部麻酔がされていたとのことです。)

先生は、「軽いいぼ痔がふたつほどありますね」と言い、 私のおしりの内部のものを二つとも、交互に丁寧にモニターに映し出してくれました。 自分のおしりの外見は、おしりがちょっと痛かったときに鏡で確認したことがありますが、 中身をみたのは生まれてはじめてです。
「うひーこんなんなってんのかよ」
という冷静な思考も、ちょっとはありましたが、 頭の中は、この恥ずかしい状況に、まっしろです。

途中、仕事のこととか、いくつか質問されましたが、 殆ど上の空で、まともに答えられませんでした。

そんなこんなで、診察が終わり。 ズボンをはいても、先生が戻ってくるまで私はまっしろになって 魂が抜けたようになっており、会話どころではありませんでした。

最後に、5分間ほど、痔の説明と、先生の人生などのお話しをしてくれました。 痔のハナシは、一般的な教科書に書いてあるような話です。 わたしが痔瘻ではないかと疑っていたのを、一蹴してくれました。 人生のハナシは、要するに、「人生観を変えなさい」というお話しでした。 もっとゆったりと構えることが大切だ、というお話しをしてくれました。 私の性格などを一瞬で見破った、すごく適切なアドバイスです。

その先生の言葉は、大変、重みがあり、私は、ひたすら、「スゴイ人だ」 と思いながら、畏れ入って聞いていました。

あとは、座薬を貰って帰りました。 その座薬は、便通を整える効果もあるようで、 試すと、一日1〜2回の個室利用に抑えることができました。 痔を治すには、便通から、ですね。

その後、しばらく、薬なしでも安定した生活が送れました。 おそらくは、自分のおしりの中身を見た衝撃の大きさと、先生のハナシが利いたのだと思います。 とても衝撃的な経験でした。

やはり、人生観に関わるような刺激や変化がないと、 根本的にはなかなか治らないのかもしれませんね。




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