検査方法など紹介:[Inspections]


1.検査の重要性

オナカの調子が悪いからといって、簡単に自分で「過敏性腸症候群」だと判断するのは時期尚早かもしれません。 一般に、自律神経失調症の疑いがある場合には、本当にそうなのか、別の重要な疾患ではないかという可能性を考え、 「除外検査」をおこないます。第三章にあるようなチェックシートも除外検査のひとつです。 ここでいう「別の重要な疾患」には潰瘍性大腸炎やクローン病などが考えられます。
  • 潰瘍性大腸炎: 大腸粘膜における炎症で、糜爛や潰瘍を形成する。 自己の免疫機構の異常により、自分の大腸粘膜を敵と判断して脱落させてしまった結果生じる。 現在のところ原因不明。 20代など若い人に多い。症状は、下痢、粘血便、腹痛、微熱などの症状がある。 大腸内視鏡検査、バリウム注腸検査などで大腸病変を確認する。

  • クローン病: 炎症性の腸疾患(消化器の全てに炎症が発生する可能性があるが腸が多い)。 現在のところ原因不明。かなり厄介な病気。10代〜20代の若い人に多い。 食生活の欧米化などが一因とみられ、先進国に多く日本でも近年増加している。 症状は下痢、複数、肛門部病変、下血、発熱など。

  • 大腸癌: 大腸の癌です。内視鏡を使うと出血以前の初期のものを発見することができます。



2.検査いろいろ

下記のような検査が一般的に行われます。



表 検査方法など
検査種類 検査内容
注腸検査 下剤を飲んで腸を空にしてからバリウムと空気を入れ、腸の形をレントゲンで確認します。 腸の形によりポリープ、大腸憩室、大腸炎、癌などを発見することができます。 過敏性腸症候群の場合にも特有な形が観察されることがあります。 麻酔と空気を入れるとはいえ肉体的には胃カメラよりも辛くないという向きもあるようですが、 一部では精神的には胃カメラよりもダンゼンにツライと言うひとも居るようです。
内視鏡カメラの検査 下剤で腸を空にしてから、肛門から(最近では光ファイバーの)内視鏡を入れ、目視によって幹部の観察をおこないます。 麻酔をしますので結構しんどいですが、出血やポリープなども検査できますし、最大の効果は「微少癌の発見」です。 最近の内視鏡には電気メスなどもついているので、 その場で簡単な処置も可能ですが、昔切開していた手術もこれでやろうとするとチョット無理がかかるようです。
血液検査 いくつかの項目を検査するようです(詳細不明・・・)が、 血液検査の中で重要となるのが、CRP(C反応性蛋白)のようです。 炎症性疾患や腫瘍(癌も含む)があるときに数値が高くなります。 他の検査と併用して前出の重大疾患かどうかの確認を行うようです。
エコー(超音波断層診断) 3.5MHz〜10MHzの超音波とその反響像を使って人体内部の臓器の様子を探る方法です。 最もお手軽なチェックです・・・が、IBSの検査には直接は用いないようです。 もともと胃腸の検査はあまり得意ではなく、特に胃腸にガスが溜まっている人はガスに妨害されてあまり見えないようです。 私も毎年の健康診断でエコーのときは「ガスで不明」と書かれてしまいます。

もし「自分がやった検査はこんなのだ/上記の内容の修正や追加情報」 などの情報を提供してただけますかたは、 作者にメールで教えていただけると 腸ウレシイです。



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